マーケティングストーリーラボ(MSL)

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News Update

活躍の場がどんどん広がる!?人工知能(AI)

こんにちは、インターン生のshimiです。先日、メガバンク3行が大規模な人員削減を行うとの報道がありました。大幅な人員削減の背景には、マイナス金利の長期化により、金融機関の経営が厳しくなっていることがあげられるようです。では、削減しようとしている従業員たちが行う仕事は、誰が行うのでしょうか??メガバンクの1行、みずほFGは、ロボット技術や人工知能(AI)を活用し、今まで人が行っていた膨大な量の事務作業の自動化を進めていくとの意向を明らかにしました。人間の代わりとなり、働くロボット技術や人工知能。今回は、今後活躍の場を増やしていくであろう、人工知能(AI)について見ていきたいと思います。
参考
http://www.sankeibiz.jp/business/news/171030/bse1710300500003-n1.htm
SankeiBiz 2017年10月30日 記事

人工知能(AI)とは

人工知能と言われて私は真っ先に、某有名アニメの猫型ロボットを思い浮かべました。私のように、人工知能とロボットの違いがよく分からず、もやもやしている人も多いと思いのではないでしょうか?そもそも人工知能とは、人間の「脳」の役割を果たすものであり、ロボットではありません。工場で、機械の組み立てなどを行うロボットは、自ら動きを考えて組み立てを行うのではなく、プログラムされた情報に従い、動き組み立てを行います。その一方で、人工知能は、自ら思考する能力が備わっています。そのため、一度人工知能を作れば、自発的に発展していくのです。
参考
https://www.sejuku.net/blog/7290
侍エンジニア塾 2017年10月18日 記事

人工知能のお仕事

人工知能が、自ら学び自発的に発展していくものだとわかったと思います。では、人工知能たちはどのような場面で活躍しているのでしょうか?実際に見ていきましょう。

●人工知能がES選考!?

就活生の多くが苦しめられる、エントリーシート(ES)作成。多くの企業が採用を行う際、最初に就活生に課す作文のようなものです。私も就職活動をする際、膨大な量のESに何度苦しめられたことか、、、。しかし、苦しいのは就活生だけではありません。毎年1万人の学生が新卒採用に応募するソフトバンクでは、ES対応を10人の担当者が800時間を費やしており、採用活動において担当者を苦しめる過酷な業務となっていました。そこで導入したのが、人工知能のワトソンです。ワトソンに過去に学生が提出して、「合格となったES」、「不合格となったES」の特徴を1,500件分学習させ、学生のESの合否判断をさせました。それぞれのESの特徴を学習したワトソンが行った合否判断は、採用担当者の判断とほぼ同じ結果となり、ES処理にかかる時間を75%も削減することができたということです。現在は、ワトソンが不合格とした学生のESを担当者が再度読み返し、最終的な合否判断をしていると言うことですが、担当者のチェックなしで、ESの合否が決定するそんな未来も遠くはないかもしれませんね。
参考
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1708/29/news011.html
ITmediaビジネスONLINE 2017年8月29日 記事

●好みを把握し、おすすめ!?

店頭やネット上の莫大な中から、自分好みの洋服を探し、情報を提供してくれる。そんな夢のようなことが実現しつつあります。人工知能SENSY(センシー)は、ユーザーが回答したアンケートや、ECサイトでの購入履歴を学習することで、ユーザーにぴったりの洋服をオススメすることが可能です。「あなたにオススメ!」といった、ECサイトのレコメンデーション機能との最大の違いは、ユーザー本人の頭の中の「感性」を再現でき、コミュニケーションをとることができることです。従来のECサイトのレコメンデーション機能では、同じ商品を購入した人が他に何を購入したかということをもとに、商品をすすめるため自らの好みとは違ったものをすすめられてしまうということが、多々ありましたがSENSYではそういったことを防ぐことができ、顧客の買い逃しをなくすことができそうですね。また伊勢丹新宿店では、接客の際にSENSYがインストールされたタブレットを利用して、コーディネートの提案を行っているそうです。
参考
https://sensy.jp/
SENSY ホームページ
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/238739/060600178/?P=1
日経ビジネス 2016年6月7日 記事

●実店舗でもAIが活躍?

人工知能とロボットを組み合わせた接客ロボットが、実店舗で活躍しています。ロボットはお客さんがやってくると、顔認証をして来店歴がある顧客なのか、常連客なのかを識別します。常連客の場合、来店回数や、過去に顧客が注文をしたメニューなどの情報をもとに、AIを駆使して顧客に適したサービスを提供します。また同時に、データを分析し、売り上げ向上に役立つ統計情報を得る機能も備え付けられています。実際に、この機能を導入しているラーメン店では、来店するとロボットが「いらっしゃいませ」と声をかけ、来店客を特定します。その後顧客の来店回数が3回に達しているとクーポンを出したり、顧客の年代に合わせた食べ方のアドバイスなどをくれます。現在は、ロボット接客を受けたい場合は、事前にアプリから顔登録が必要なようですが、今後この作業の必要性もなくなる位、技術が発展していくかもしれませんね。
参考
https://www.capa.co.jp/archives/14105
株式会社キャパ CAPA,Inc.ブログ2017年4月7日 記事

 

いかがでしたか?将棋や囲碁の棋士と対戦し、勝利を収めるなど、実生活とはかけ離れた遠い場所で活躍をしているイメージが強い人工知能(AI)。しかし私たちの生活の中にも、確実に人工知能が活躍する場が増えてきていることが今回分かりましたね。今後ますます人工知能(AI)の活躍の場は増えていくのでしょうね。

 

shimi
2017年2月からマーケティング部でインターンをしております。大学では、西洋史学を専攻。趣味は、旅行とサッカー観戦です。夢は、サッカーの本場スペイン旅行に行くことです!!