マーケティングストーリーラボ(MSL)

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News Update

【悲報】キーワードプランナーが利用機能制限!SEO対策ができなくなる!?

キーワードプランナー利用者にとって衝撃の発表がなされました

みなさまこんにちは。

本日は、8月13日にGoogleAdWordsの英語版コミュニティで発表された衝撃的な情報をお伝えします。

まずは、実際のコメントを原文ママで・・。

Hi AdWords Community,

As of this week, previous technical issues affecting the Keyword Planner tool are now resolved. Some important updates to keep in mind:

●Most advertisers will see search volume data in Keyword Planner as usual.

●Advertisers with lower monthly spend may see a limited data view in the Keyword Planner. For example, you may see values such as 0, 1-100, 100-1K, 1K-10K, 10K-100K, 100K-1M, 1M+ in the average monthly searches column. In addition, other advertisers may trigger the limited data view by reaching a limit on the number of searches for search volume data (specifically, requests to our API).

●Access to traffic forecast data will remain unchanged.

These changes will ensure that AdWords advertisers are able to get the data they need to optimize their accounts.

 

自分はあまり英語が得意なほうではないのですが、箇条書き二番目の内容を簡単にいうと、

「広告費をたいして払いもせずにキーワードプランナーを使ってSEO対策や、コンテンツ制作してきたような人たちは、いままでのような使い方はできなくなりますよ!」

ということ。

なぜ制限がかかったのか?(想像)

キーワードプランナーの本来の目的は、リスティング広告等を出稿する際にどのキーワードで出稿するかの参考にするためのものです。さらに、生活者の検索ボリュームや検索時期から需要やニーズの把握をし、それらをコンテンツ制作に活かしていく無敵の無料ツールとして、幅広く認知されていました。

しかし、あまりにもそういった「無料ツールとして」の認知や利用が広まり過ぎたことによって、本来「広告主」のためのツールであるべきものが、広く広告主以外にも活用され過ぎてしまってきた状況に対して、一定の制限をかけようとしているGoogleの姿勢は、ある意味当然のことかもしれません。

2016年に入って、AdWordsからキーワードプランナーを新規アカウントで使用する場合、支払い情報等を入力するなどのいくつかのハードルをクリアしなければキーワードプランナーを使えない、といった仕様変更がありました。今回の件は、利用者により強く広告費投下を促した、さらに一歩踏み込んだ機能制限と考えられます。

検索ボリューム表示が‘ざっくり’になる

具体的には、広告出稿せずに自身や自社のブログコンテンツ制作などに活かしていた方に対しては、正確な検索数が表示される代わりに、「10K-100K」のような大まかな検索ボリュームが表示されるような仕様変更が施されると発表されています。(8月に入って、順次仕様変更が実施されているようです。)

これにより、下記のように使い方に若干の変更を余儀なくされることが予想されます。

キーワードプランナーを使ったこれまでのコンテンツ制作

「キーワードAとキーワードBだったらこちらのほうが検索ボリュームが大きいから、キーワードAを主にしたコンテンツにしておこう。キーワードBは補足情報として記事の中に入れこむ程度でよいか」といった判断ができていました。

KP_now

キーワードプランナーを使った今後のコンテンツ制作

「キーワードAもBも、どちらも100-1K(=100~1,000)程度の検索ボリュームだな。個人的にはAのほうが重要そうだが、判断がつかないので、キーワードAもBもバランス良く入れこんだ記事制作を進めていこう」といった形で、明確な判断基準を持てないままコンテンツ制作を進めていくこととなります。

KP_from_now_on

つまりは、生活者の検索ボリュームに正確にマッチしない(優先順位を決め切ることができない)形でのコンテンツ制作となるため、該当記事で自社サイトやブログ等に集客を図ろうとした場合に、これまでよりも効果が薄くなる可能性が考えられます。

今後の対策は?

SEO対策やコンテンツマーケティングのために、キーワードプランナーを「無料ツール」として活用してきた方で、今後も同じように使用していきたいという方は、試しにGoogleAdwordsでの出稿を始めてみるのもよいかもしれません。(どの程度の出稿があれば、制限なく使えるかの情報は今のところないのですが・・)

ただ、いずれにしても、検索ボリュームの大小の把握ができる点で、現時点において有効なツールであることは変わりがありませんので、仕様変更後も活用するシーンがなくなることはなさそうです。

(Googleサジェストキーワード等も有効なツールではありますが、検索ボリュームの大小は分からないので、それだけでは、決定的な判断材料にはなりにくいため。)

でわでわー。

 

イーサン

ミッションインポッシブルに出演していないほうのイーサン。2人の男児の父。

昨年5kgのダイエットに成功したものの、社内では痩身の様子が病的だと噂され評判が悪い。趣味はランニングと料理。