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News Update

メタディスクリプション設定が益々重要に(Google検索結果表示でDMOZ使用中止を発表)

Googleが検索結果スニペットでのDMOZの使用中止を発表

 

こんにちは。イーサンです。

今日は取引先の新入社員の方と名刺交換して、そのフレッシュさにクラクラしてしまった私です。

その昔、自分が新入社員だった頃、電車移動中に上司と話す話題が尽き、必死に興味のない電車の中吊り広告を読んでいた(読むふりをしていた?)ことが昨日のことのように思い出された瞬間でした。

 

さて、そんな過去の思い出に浸っているかと思いきや本日の内容は、検索結果表示の際の中吊り広告的存在であると勝手に思っている検索結果スニペット表示での変更点についてです。

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赤枠のところのお話しですよ!

本日、まさにその検索結果スニペット表示に関しての発表がGoogleWEBマスター向けブログで公式発表されました。(我ながらなんてタイムリーな記事更新なんだ・・)

Googleウェブマスター向け公式ブログ「ユーザーに役立つ検索スニペット」

検索結果スニペットではこれまで3種類のソースを元に表示されていた

一つ目:ページ内のコンテンツ

二つ目:設定されているメタディスクリプション

三つ目:DMOZ(??)

 

一つ目のページ内のコンテンツについては、Google自身も検索スニペットとして「最適」と言っているとおり、実際にページコンテンツにたどり着いた際、事前に検索ユーザーが期待した内容との相違も少なく、理想的と言えるでしょう。

 

ただ、ページによってはテキストがほとんどないようなものも存在しており、その場合には二つ目のメタディスクリプションタグで記述された内容が採用されることとなります。

(メタディスクリプションタグについては、のちほどもう少し細かく説明しますね。)

 

DMOZ(Open Directory Project)ってなんなんだ?

三つ目のDMOZとは何ぞやということなのですが、自分も実はあまり知らなかったので調べてみました。(こういうときは知ったかぶりせずに潔く引用します。)

 

SEOでも重要な存在だった世界最大のディレクトリサービス、DMOZが間もなく終了

 

要は、人力での検索エンジンの過去の遺産(=DMOZ)を使って検索結果のスニペットを表示させていた、ということ。

 

検索結果スニペット表示でのDMOZ採用は仕方なしだった?

Googleとしても、検索結果にスニペット表示する際、できればページ内コンテンツか、メタディスクリプションタグに記述されたものを表示させたかったはずです。(あくまで想像ですが)第三者ではなく、そのページのサイト運営者が発信している情報なわけですから、検索ユーザーが求めている情報と、実際のサイトコンテンツ内容が近しいものになるはずですよね。

 

DMOZは一部サイト運営者からは敬遠されていた

DMOZは前述の通り、人力で作業されているため、質が高い情報になる部分が利点だったようですが、ボランティアのエディターの力量によっては、質が低いものも多く(SEOスパムの温床にもなっていたようですし)スニペット表示にDMOZが採用されることを快く思っていないサイト運営者も多かったよう。

 

そのためにDMOZを採用しないでー!というサイト運営者向けに、2006年には「NOODPタグ」を用意していたほどです。

 

一つ目(ページコンテンツ)と二つ目(メタディスクリプションタグの記述)がないからといってスニペット表示しないわけにはいかないのでGoogleとしては「仕方なしに・・」といった形で第三の選択肢としてDMOZを採用していたのではないでしょうか?

 

DMOZの運営終了(2017年3月)

ただ、そんなDMOZも今年の3月に19年という長い歴史に幕を閉じました。

 

そのため、「今後は検索結果スニペット表示において、DMOZを採用することはなくなりますよー」というのが今回のGoogleからの発表の趣旨なのです。

 

まあ、時代の流れなので当然といえば当然なんですがね。

 

メタディスクリプションタグの設定が益々重要に!

で!ここから今回の本題なのですが、そうなってくると二つ目のメタディスクリプションタグの記述が重要になってきますね、というお話です。

 

これまでは、サイトコンテンツも十分でなく、メタディスクリプションタグもちゃんと記述しないようなぐうたら(?)サイトのために、Googleが「仕方なしに」ぐうたらサイトの情報よりは信頼できるDMOZを採用していた、ということでした。(自分が勝手に言ってるだけですが・・)

 

Googleも、今回の発表において「みんな意外とメタディスクリプション設定のことを忘れてるよね。空白のままになってたり、同じ内容を複数ページで使ってたりと。そんな怠慢は検索ユーザーのためにならないから認めないわ!今後はDMOZで表示されることもなくなるんだから自分でちゃんと設定しなさいよ!」と言っております。(好評?の擬人化ネタを今回も・・)

あれこれ世話を焼いてくれたお母さんはもういない!

まるで、何もかもお母さんにやってもらっていたぐうたら高校生が、大学入学を機に一人暮らしを始めるので、これまでちゃんとやってこなかった家事やらなんやらをちゃんとしなきゃだめよ、とお母さん(Google)に言われているかのようです。

たしかに、正直な話、メタディスクリプションタグの記述をページ毎にしっかりと行うのは結構大変なんですよね。(もちろん一人暮らしでの家事も大変なんですが)

メタディスクリプションタグの設定はサイトのクリック率向上につながる話

でもこれって、「Googleが言っているから」ではなく、検索結果が表示された時に「いかに自分たちのサイトをクリックしてもらうか」という話に通じるわけなのです。

 

数あるサイトの中から瞬間的に検索ユーザーは検索結果スニペットの内容をナナメ読みして限られた時間の中でどのサイトを見に行くか判断しているわけなので、そこに表示される情報(=メタディスクリプションタグの記述)はどう考えても重要ですよね。

 

ということで、そんな重要なメタディスクリプションタグの設定についても書こうかと思っておりましたが、ぐうたら社員の私は、文字数が2,000文字を超えてきたことを良いことに今回はこの辺で筆を置きたいと思います。

 

特にタイムリーではありませんが、SEOの基本として非常に大事はメタディスクリプションタグについてはまた次回をお楽しみに!

 

でわでわ!

 

著者:イーサン

ミッションインポッシブルに出演していないほうのイーサン。2人の男児の父。

昨年5kgのダイエットに成功したものの、社内では痩身の様子が病的だと噂され評判が悪い。趣味はランニングと料理。