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コンテンツマーケティングって? ブログとの違いとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な情報を提供することによって、見込み顧客を発掘し、良好な関係を築いていくことです。そして最終的には、利益につながる行動を喚起することを目的としています。コンテンツの提供というとブログやSNSなどがありますが、皆さんはその違いを理解していますか? 今回は、コンテンツマーケティングと、ブログやSNS、広告の違いについて解説します。

コンテンツマーケティングの基本はこちらから
【基本】コンテンツマーケティングとは? その種類とメリット・デメリット

コンテンツマーケティングとブログとの違い

コンテンツマーケティングといえばブログ、という印象が強い方も多いかもしれません。ただ、コンテンツマーケティングの一つの形がブログ、というだけで、必ずしもブログだけには限りません。いずれの形態だとしても、優良なコンテンツによって見込み顧客を集め、自社商品・サービスの購買に繋げていく、という点は同じです。
もちろん、ブログの運営によるコンテンツマーケティングの実施は効果的であり、多くの企業で導入されています。すでにあるホームページ内にブログを開設して運用することもできますし、他サイトを立ち上げて運用し、自社ホームページや商品ページに誘導する、ということもできます。
メインサイトと別にブログを立ち上げるメリットとしては、運用面が簡単である、という点があります。部門での更新がしやすい方が、後々のコンテンツの量産に繋がりやすくなります。
また、実際にPRしたいサービスや商品のイメージと合わせたブログを立ち上げることで、一貫性も生まれます。
コンテンツマーケティングはどのような形態で運営しても良いわけですが、ブログはSNSと連携させやすい媒体、という側面もあります。SNSと連携させることによって、拡散効果も期待できます。
ブログ記事は、継続した読者を獲得するのにも向いていますし、季節感のある記事にも向いています。

コンテンツマーケティングと広告との違いは?

従来の広告とは、マスメディアにお金を払って広告出稿することでした。テレビやラジオもこのモデルですし、ネット広告でも同じことです。ただ、例えばテレビのCMを現代においてどの程度の人がじっくり見ているでしょうか。録画してCMは早送りしたり、CM中はスマホを見ていたり、といった人が多いのではないでしょうか。広告の費用対効果が見込めなくなりつつある昨今なので、コンテンツマーケティングに期待が集まります。
広告は、端的に企業が売りたい商品やサービスの良さを消費者に届ける、という完全に一方的なものです。「売り込み型」なのが広告と言えます。また、消費者にとっては、見たい動画や読みたい記事に割り込んでくる「割り込み型」とも言うことができます。
これに対して、コンテンツマーケティングはいきなり売り込んだり、割り込んだりするのではなく、まずはユーザーに有益な情報を提供します。これは従来の広告とは逆のアプローチといえるのではないでしょうか。近年の消費者の傾向として、何か商品やサービスを購入するにしても、その下調べもネットで行うことが多く、そのようなニーズを満たすコンテンツが必要です。そして、いきなり売り込むことはないとしても、最終的には売り込みにつなげていくのです。
もちろん、コンテンツマーケティングと広告とを併用することも可能ですが、それぞれの役割や費用対効果を、十分に検討した方が良いでしょう。広告との違いを明確にすることによって、改めてコンテンツマーケティングの本質をご理解いただけたのではないでしょうか。

コンテンツマーケティングとSNSとの関係は?

コンテンツマーケティングの基本は、検索エンジンでのキーワード検索でのサイト流入を目指すことです。しかしながら、サイトのSEOが弱いうちは特に、SNSを活用しての拡散を狙うことも有効です。あくまでもコンテンツありきですが、そのコンテンツを広げるために、SNSを利用するというイメージです。コンテンツの補完をSNSがしてくれる、ということですね。
ただし、それぞれのSNSによって使っているユーザーが異なります。ターゲットとしている層に適したSNSを活用する必要があります。
また、自然検索によって流入し、コンテンツを読んでくれた人がSNSでシェアしやすいように「ソーシャルシェアボタン」をページに配置しておくことも必要です。サイト訪問者が記事に価値を感じてくれたときに、ワンクリックでシェアボタンを押せるようにしておくことで、拡散してもらいやすくなります。

メディアには、オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアを総称する「トリプルメディア」と呼ばれるものがあります。
(トリプルメディアについては、以下の記事で紹介しています。
オウンドメディアってどんなメディア?成功事例もご紹介!

やはり、まずはオウンドメディアをしっかり運営していき、アーンドメディアでそれを補完していく、ということが成功の鍵ではないでしょうか。

さて、今回はコンテンツマーケティングとその他メディアとの違いについて説明してきました。メディアがコンテンツマーケティングを成功に導くわけではありません。目的とターゲットによって、最適なコンテンツを最適な場所で届けることが重要なのです。

<しまうま>
水好きのため、主に川辺に生息する。現在の生息地は荒川沿い。休みの日は、荒川土手をお散歩するのが至福。実は草よりも仕事と勉強が好物のため、デジタルマーケティングを学びつつ、実践しつつでおなかいっぱいな今日この頃。ワーキングマザー歴は15年超のベテランながら、この4月に始まったお弁当作りは、朝早いので苦手です。