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コンテンツマーケティングが失敗してしまう原因とは?

「コンテンツマーケティングを始めてみたものの効果が出ない」、「始めたはいいが、次はどうしていいか分からない」と悩むご担当者さまは多いのではないでしょうか。コンテンツマーケティングは結果が出るまでには時間がかかるため、根気強く続けることが重要です。しかし、どのくらい時間がかかるのかはまちまち。担当者としては不安になりますよね。そこで今回は、コンテンツマーケティングの失敗する原因と事例をご紹介します。当てはまってしまっていないかチェックしてみてください。

コンテンツマーケティングについては、こちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。
【基本】コンテンツマーケティングとは? その種類とメリット・デメリット
https://msl.yuidea.co.jp/content-marketing/4292

失敗の主な原因4つ

コンテンツマーケティングの失敗の主な原因4つをご紹介します。

原因1:目的や目標、ターゲットの設定ができていない

「多くの企業がコンテンツマーケティングをやっているからとりあえず…」とノリだけで始めてしまうと、失敗の可能性が大きくなります。なぜなら、目的や目標を設定していなければ、成果をはかることができず、また成果につながる改善の方向性も定まらないため成功しないからです。また、ターゲットも明確にしていないと、誰に何を伝えたいのかが分かりにくいコンテンツばかりになってしまい、ユーザーが離れる原因となります。実際にあった事例ですが、コンテンツを増やすために、ライターに多くのコンテンツを作成してもらったものの、ターゲット像が不明瞭なまま作成依頼をしたことでコンテンツの世界観がバラついてしまいました。その結果、何のためのサイトなのか目的が定まらなくなり、最終的にはサイトを閉じてしまったケースもあります。コンテンツの拡充も必要不可欠ですが、その前提として、何を伝えたいサイトなのか、どんなコンテンツが必要なのかを明確にしたうえで、コンテンツを作成しましょう。

原因2:一方的な情報のみ配信している

よくやってしまいがちなのが、企業が伝えたい情報、いわゆる売りたい商品やキャンペーンの情報のみを配信することです。もちろん企業として商品情報やキャンペーン情報など、売上に繋がる情報を配信したいのは当然のことです。しかし、コンテンツマーケティングはコンテンツを通じてユーザーと良好な関係を築いていくことが重要です。関係を築くためには、ユーザーにとって魅力的な情報、ユーザーが欲しいと感じる情報を配信していく必要があります。ユーザー側の目線に立って、どんなコンテンツをつくればいいのか考えましょう。

原因3:運用体制が整わず、継続的な配信ができていない

気軽に始められる一方で、継続的なコンテンツ配信が必要なコンテンツマーケティングは運用体制が重要です。誰がコンテンツをつくるのか、どんなスケジュールで配信していくのか、誰か効果測定をするのか、予算はいくらなのか、など決めておくことはたくさんあります。すべてを一人で、というのは難しいです。外部にコンテンツ制作を依頼するにしても、社内の担当者も編集長と運用担当の最低二名必要です。予算なども考慮しつつ、無理なくコンテンツを継続して配信できる体制を整えましょう。コンテンツマーケティングを始めたもののリソース不足でコンテンツの更新がままならなくなったり、担当者が変わったら継続運用ができなくなったという事例もあります。

原因4:効果を測定し、改善に繋げられていない

コンテンツを配信して終わり、では実際にユーザーのニーズに合うコンテンツがつくれているのか、効果があったのかを判断することができません。配信した後は効果を測定し、効果がなかった場合は改善していかなければなりません。ただ、コンテンツマーケティングはすぐに効果が出るものはありません。配信した翌日や翌月すぐに効果が出ることはとても稀です。ある程度の期間は様子を見ることも必要です。いつまでは効果の様子を見るのか、いつからは改善を実施するのか、あらかじめ大体の目安を決めておくと良いかもしれません。MSLではコンテンツを配信してから半年は様子を見て、効果がなければ改善、という流れで実施しています。

 

いかがでしたでしょうか。コンテンツマーケティングとは、コンテンツを通じてユーザーとの関係性を築いていくことです。ユーザーにとって魅力的な情報を配信するためには、どんな情報ならユーザーが喜んでくれるのか、欲しいと思ってくれるかを考えなければなりません。企業の独りよがりなコンテンツにならないよう、注意しましょう。

 

Seto
2018年からキャリアチェンジして早1年。マーケティング2年生。少しずつ言葉には慣れたものの、まだまだ苦戦することが多い毎日です。趣味は朗読。南国育ちですが、日本酒が好きな変わり者(と言われます)。