マーケティングストーリーラボ

CONNECT THE STORIES, TO LIVE AND LONG ENGAGEMENTS “生きたStoryを感じる”「場創り」と「コンテンツ創り」

News Update

ユーザー満足度向上のためのAMP! ページの読み込み速度がモバイル検索のランキング要素に!?

ここ数年、SEO界隈で耳にすることの多い「AMP(アンプ)」。 AMPはAccelerated Mobile Pagesの略で、GoogleとTwitterが共同で進めてきたオープンソースプロジェクトです。簡単に言うと「モバイル端末でウェブページを高速に表示するための仕組み」のことです。今回は、AMP導入のメリット、デメリットをはじめ、話題のモバイルファーストインデックスとの関係などをみていきます。

AMPとは?

スマートフォンやタブレットからウェブページを見ようとしたのになかなか表示されずイライラすることはありませんか? 表示を待てず別のサイトをクリックした、という経験は誰しもあるのではいでしょうか。こうした離脱を防ぎ、ユーザーのモバイル端末にできるだけ素早くコンテンツを届けることを目標に、2015年AMPプロジェクトがスタート。2016年2月(日本では同年10月)には、モバイルGoogle検索にAMPが導入されました。AMPはキャッシュを利用することで従来に比べ平均 4 倍の速度で表示され、データ量は約10分の1と言われており、ストレスなくウェブページを閲覧できます。

参考:
AMPプロジェクト(日本語版サイト):https://www.ampproject.org/ja/
Google Japan Blog モバイルウェブをもっと速く: https://japan.googleblog.com/2016/02/blog-post_25.html
Googleウェブマスター向け公式ブログ ユーザーに高品質の AMP ページを:
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/11/engaging-users-through-high-quality-amp.html

AMP対応のメリット、デメリット

では、すべてのサイトがAMP対応を進めるべきでしょうか? 実際にはAMPに向いているサイトや、対応するメリット・デメリットがあります。

 AMP対応に向いているページ

Googleは、静的コンテンツ(ニュース、レシピ、映画情報、製品ページ、レビュー、動画、ブログなど)でAMPは効果を発揮すると言っています。また、既存サイトに導入する場合も、全体をAMP化する必要はなく、静的コンテンツからの追加を推奨しています。

AMP対応メリット

1. 離脱率が下がり、PV数が上がる可能性

従来に比べサイト表示が高速になるため、離脱率が下がり、回遊や滞在時間、PV数の向上につながることが考えられます。

2. 検索結果でユーザーの目に止まりやすくなる

AMP対応のページは、検索結果でAMPアイコンが表示されます。また、構造化データに対応することでカルーセル表示といって検索結果の上部に画像付きで表示されることになるので、ユーザーが目にする機会が高まります。(※必ずカルーセル表示されるわけではありません。)

 

AMP対応デメリット

1.デザインが制限される

シンプルなページへの導入を進められているとおり、高速表示を目的にしているため、複雑なデザインや機能が制限されており、希望のデザインができない可能性があります。

2.コスト、工数がかかる

導入するページの構造によって方法が異なるため、上記の機能制限なども踏まえデザインへの影響や導入の仕方なども検討する必要があり、コストや工数の増加が考えられます。

参考:
Googleウェブマスター向け公式ブログ 「顧客のサイトを AMP 化するための 8 つのヒント」 https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/09/8-tips-to-amplify-your-clients.html

AMP対応=モバイルファーストインデックス対策?

さて、Googleは「モバイルファーストインデックス(MFI)」を導入すると2016年に発表しています※。モバイルのコンテンツを基準に評価する、というものです。AMPに対応すると、検索上位になるのでは?と考えてしまいそうですが、Googleはランキングには影響ないと回答しています。

ただ、AMPの目的としているユーザー満足度の向上はサイト評価を高めることにつながりますし、AMPラベルは表示が速いことをより多くのユーザーが知るようになると、優先的にラベルのページを見るようになるかもしれません。

また、2018年1月には公式ブログで「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」(https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html)という記事が公開されました。今後、AMPへの対応が何らかの形でランキングに影響を及ぼすことも十分考えられる内容ではないでしょうか。

参考:
Googleウェブマスター向け公式ブログ「モバイル ファースト インデックスに向けて」
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html

さて、ここまでAMPについて概要をみてきました。そこからわかったことは、SEO対策、MFI対策ということではなく、サイト運営者が常に考えるのは「ユーザーにとってより良いサイト体験を提供すること」ということです。そしてモバイルユーザーが多くなった今、モバイル対応をしていくのは自然な流れですね。サクサクとサイトが表示されるのはユーザーとしては非常にうれしいし、また楽しい体験ですよね。私自身、PCではなくスマホでサイトを見ることの方が圧倒的に多くなりました。ユーザーにモバイル環境でいかに快適にサイトを見てしてもらえるかは、WEB担当者にとって今後の大きな課題となるのは間違いないようですね。

ishi

元編集ディレクター。2017年秋よりマーケティング部に異動してマーケティングストーリーラボ編集長に。慣れないマーケティング用語に悪戦苦闘中です。