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News Update

「Google Site Search」サービス終了!3つの乗り換え方

Googleの有料サイト内検索「Google Site Search」のサービス終了2018年3月31日が迫ってきました。乗り換え先を考えなくてはと気になりつつ、まだ先のことだしと、後回しになったままの担当者もいらっしゃるのでは? そこで今回は、改めてサイト内検索について考えながら、「Google Site Search」終了後の乗り換え先を検討する際のポイントをまとめてみました。

「Google Site Search」が終了したらどうなる? 更新時期をお忘れなく!

「Google Site Search」は2017年4月からすでに販売・更新も終了しており、契約満了後は自動的に無償版の「Googleカスタム検索」になります。うっかり更新時期が過ぎていて、すでに「Googleカスタム検索」になっていた!ということはありませんか?3月までは大丈夫、と思っていた方は念のためサービス契約期間を確認してみてください。

乗り換え方は大きく3つ!そのメリットとデメリット

「Google Site Search」終了後のサイト内検索の乗り換え方は大きく分けて3つあると考えています。Googleカスタム検索、その他サイト内検索サービス、オリジナル検索システム開発です。もちろん、それぞれにメリット、デメリットがあります。

Googleカスタム検索 ~無料!でも離脱の可能性が高くなる?

お伝えしたとおり「Google Site Search」終了後は、何もしなければ「Googleカスタム検索」に切り替わります。これはGoogleが提供する無料のサイト内検索サービスです。有料から無料になるならその方が良いじゃないか!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。大きな違いは広告です。サイト内検索で、競合の広告が表示されることもあり、そうすると他社にユーザーが流れてしまう恐れもあります。

その他サイト内検索サービス ~広告非表示!予算を要検討

次に、広告を表示しない別のサイト内検索サービスへの切り替え。懸念としては費用です。「Google Site Search」は年間100米ドル(約1万円程度、ただし検索クエリの件数により料金は異なります)から使用できていましたが、それ以上に費用がかかる場合もあり、予算の見直しは必須になりそうです。また、これらもいつか終了する可能性があることは念頭に置いておく必要があるでしょう。

オリジナル検索システム開発 ~予算の確保と保守管理が重要

最後は、自社オリジナルのシステムを開発するという選択肢。これは、他サービスへの乗り換え以上に初期投資が必要ですが、広告表示やサービス終了といった心配は少なくなります。ただ、開発後の継続的な保守管理が重要です。開発後の内部の体制構築や外部との保守管理契約を怠ってしまうと、いざ問題が起こったときに開発状況を把握している人がいない、ということになりかねません。

サービス終了は、サイト改善のチャンス!

最後に、今回のサービス終了を自社のサイト内検索がどのように活用されているか改めて検証してみる良い機会と捉えてみてはいかがでしょうか。ユーザビリティの高いサイト内検索システムを提供するための機能やUI見直しの絶好のチャンスです。どのような検索ワードがよく使われているかを分析することで、検索システムではなくサイト改善の新たな方針が見つかるかもしれません。
検討の結果、敢えて移行せず無償版を使い続けるという選択もあると思います。費用や機能はもちろん、自社サイトの特性などを考慮し、最適な乗り換え方法を検討してみてください。

ishi
元編集ディレクター。2017年秋よりマーケティング部に異動してマーケティングストーリーラボ編集長に。慣れないマーケティング用語に悪戦苦闘中です。