マーケティングストーリーラボ

CONNECT THE STORIES, TO LIVE AND LONG ENGAGEMENTS “生きたStoryを感じる”「場創り」と「コンテンツ創り」

調査「Digital IN 2016」が示す、モバイル中心時代のコミュニケーショ ンとは

こんにちは!YOSSYです。
映画「君の名は。」見ました?5歳の息子と見まして、後半の盛り上がりシーン、ふと隣の席を見たら目から涙が。。。もともと共感力の高い子だと感心していましたが、びっくり。
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この映画は聖地めぐりの需要を生み出し、宮崎駿ワールドとはまた違う世界観をアニメ映画に持ち込んだと思い、私としてはそこが新鮮でした。とにかく画が、光が美しかったですね。
リオオリンピックの閉幕式では、安倍首相がゲームコンテンツから抜け出したキャラクタースタイルで世界の皆さんにご挨拶もしました(個人的には恥ずかしかったですが…)。
ほかにもキティちゃんと高級ブランドのコラボ商品の例など、日本コンテンツの強さは少し胸を張ってもよいもののように思います。


コンテンツを求め、コンテンツに人が集まり、コンテンツでビジネスをする国、ニッポン。でも、調査では、コンテンツが見たいからオンライン検索している、などという数字を見かけることはありません。
少し古い調査ですが、2014年7月にアメリカの経営コンサルティング会社のA.T. カーニーが世界10か国(米国、英国、ドイツ、ブラジル、ロシア、中国、インド、南アフリカ、ナイジェリア、日本)を対象に実施した調査(「Connected Consumers Are Not Created Equal: A Global Perspective(https://www.atkearney.com/documents/10192/5292753/Connected+Consumers+Are+Not+Created+Equal+-+A+Global+Perspective.pdf/cee8c1c1-a39f-4753-a81d-e7028748e142)」)を実施しました。それによると、各国の消費者がインターネットに接続する主な動機としては次の4項目となっています。

・誰かとつながるため
・自己表現
・ネットで検索
・利便性

全回答者のうち平均73%が「家族や友人とコミュニケーションするため」(誰かとつながるため)にインターネットを使っているということです。この傾向がもっとも強いのはインドで94%。そしてナイジェリア(89%)、中国(88%)と続きます。日本はオンラインでのつながりに消極的で、もっとも低い34%でした。
また、表現の自由が制限されている新興国で特徴的だったのが「自己表現」という回答。中国、ナイジェリア、インドの85%以上が主な動機として挙げていました。そして、日本はここでも、調査国中もっとも低い30%でした。

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調査で回答しているのは6歳~25歳が17%、26歳~35歳が27%。若年層を多めにとっています。それでも「誰かとつながるため」という利用目的は日本では1位ではなく、世界的な傾向と違う結果になっています。
これは国民性…ではないでしょうか。(と、あるセミナーで講師の方もおっしゃってました)
アジアでもインドネシアやマレーシアはおしゃべり好き。SNSも大好きで爆発的に普及している。「つながる(=しゃべる)」が同義語に近い…とも。匿名性の高い「Twitter」は日本でだけ、根強くランキングされるサービスになっていて、日本人のコミュニケーション特性には目を見張ります。苦笑
日本ほどではないにしても、アメリカ・イギリス・ドイツでも、似た傾向があるという結果から見ると、

つまり、

■自己表現の場がオンラインに限られない(ほかにもたくさんある)、だったり、
■利便性の高いサービスがほかにもある(たとえばコンビニ)、

という先進国の場合、ネットにつながっていることが何も特別のことではなく、もはやとても当たり前のこと、すなわち、空気や水や電気のようにインフラとして認識されています。恐らくその結果、このような国々においては、個々人のコンテキスト(もっているバックグラウンド)によって求めるコンテンツが異なる、行動も異なる、というのが私の理解です。したがって、デジタルマーケティングの有用性やその結果としての多様なコミュニケーションとコンテンツが求められる、ということになります。


もう少し最近の調査結果も見てみましょう。

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Digital in 2016 (http://www.slideshare.net/wearesocialsg/digital-in-2016 )という、 英ロンドンに本社を置くソーシャルメディア・コンサルティング企業「We Are Social」の出した最新の調査報告「Digital in 2016」からの数字です。
インターネットやソーシャルメディアの利用状況の傾向の統計が、世界的規模での傾向だけでなく、30カ国の国別のデータも掲載されており、通常あまり目にできない国の情報も載っていて、非常に興味深い内容です。
この調査結果からは、市場やネットの成熟度を鑑みた場合の利用傾向に相関が見られました。

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たとえば「ソーシャルネットワークが、インターネットに接続する大きな理由になる」という項目で、次のことが分かりました。
ブラジル(58%)、ナイジェリア(57%)、インド(54%)、ロシア(52%)は、ソーシャルネットワークに費やす時間がオンラインショッピングや検索よりも多い。逆に、米国(39%)、ドイツ(36%)、日本(32%)は低い。

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そもそも、日本の場合はインターネットを利用する時間が各国に比べてとても低いわけですが、そこで積極的に「人とつながる」「おしゃべりする(Skype、その他のコミュニケーション系のサービスはランキングさえしていない…)」もしていない、という国民性なんですね。じゃあ何しているのか…。ただなんとなく。受動的な情報収集、おもしろいことないかなー、きれいな写真ないかなー、、、レベルの「暇つぶし」!!!!??
とすると、生活者が暇つぶしにフラフラと(失敬!笑)スマホ覗いているそのとき、ちゃんと共感できるコンテンツが上がってくるようにデジタルコンテンツと動線と場が用意できているか、が企業のデジタルマーケティングのキモになるはず!!!

我が社、我が部門は、「コンテンツとストーリー」を中心とした「メディアニュートラル」なコンテンツマーケティング戦略の立案と施策実行支援、をご提供しているメインソリューションです。
ダイレクトに生活者とコミュニケーションしたい、とお考えの企業の皆様、ぜひ、お声がけください。

ぼんやりとしか見えていない顧客像をプロファイリングすることからはじめ、時間をかけて売上増&LTVアップにつながる戦略の立案と改善、実行支援を実施いたします。コンテンツ創りのグロースハックな体制づくりも提案可能です。

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ターゲティング

パーソナライズドマーケティング

コンテンツマーケティング
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One to Oneに刺さるコンテンツをつくりたい、そんなタイミングにぜひ、シータス&ゼネラルプレスを思い出してください。

*参考文献/URL
■Digital in 2016
http://www.slideshare.net/wearesocialsg/digital-in-2016

■「Connected Consumers Are Not Created Equal: A Global Perspective」
https://www.atkearney.com/documents/10192/5292753/Connected+Consumers+Are+Not+Created+Equal+-+A+Global+Perspective.pdf/cee8c1c1-a39f-4753-a81d-e7028748e142
調査報告書全文(英語)

YOSSY
エディター(編集者)歴がとにかく長い。でも、ふりかえれば新コース開発とか(教材開発セクション在籍時)、VIP会員向け情報誌創刊企画(カタログ制作セクション在籍時)とか、マーケプランニング歴(含む調査歴)も長い。珍しい&新しいこと&流行は押さえたいクチ。美味しいご飯やお酒、旅行と友人・家族は人生の必需品。2015年の収穫はExcelで重回帰分析ができるようになったこと。目下、5歳児育児中です。