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日本でもブームになるか? スペインのクリスマスに欠かせない伝統菓子が愛される秘訣とは?

こんにちは。世界のママを研究しつくす!「グローバルママ研究所」のMaikoです。
ついこの間まで暑かったと思ったら、急に肌寒くなりましたね。あわてて冬物のコートを引っ張り出した方も多いのではないでしょうか。今はどこのお店でもハロウィン一色ですが、次にやってくるものといえば……そう、クリスマスです!
子どもたちはもちろんですが、大人にとっても楽しみなイベント。
クリスマスといえば、チキンとケーキを食べるのが日本の定番ですが、ヨーロッパではそれぞれの国に個性的な伝統のお菓子があるのだそう。いまや世界各地に広まっているこのお菓子。
日本のクリスマスに新たなヒント商材として、今回は、スペインのクリスマスになくてはならない世代を超えて愛されるお菓子をご紹介します。

日本でもすっかり定着した感のある冬の伝統行事、クリスマス
各国でそれぞれにクリスマスに欠かせない食べ物があるが、スペインでは、ある伝統菓子を誰もが連想するだろう。この伝統菓子は、Turrón(トゥロン)という。もともとハチミツを使った栄養食品としてスペインの田舎に伝わったもの。現在では伝統菓子としてスペイン全土はもとより、イタリア等のヨーロッパ諸国でも有名になっている。さらに、このTurrón(トゥロン)、スペインではクリスマス時期の主役スイーツとなっている。多くの国・土地にある歴史ある伝統行事などは、「伝統」=「古い」とされ、ともすると若い世代を中心に嫌煙されたり、すたれたりすることもあるが、この伝統菓子は11世紀から愛され続けている。
今回は、そんなTurrón(トゥロン)が時代を超えて支持される秘訣に迫る!

Turrón(トゥロン)というお菓子とは?

Turrón(トゥロン)とは?

6世紀にハチミツにアーモンドを練り合わせた栄養食品としてアラブの医師から地中海沿岸へと伝わったものが原型だ。近辺各地でさまざまな方法で作られたが、なかでもスペイン南部アリカンテのヒホナで作られたTurrón(トゥロン)がおいしいと評判になった。元祖Turrón(トゥロン)は、ハチミツ、アーモンドの他に砂糖と卵白を使用している。仕上がりはとても堅いが、のちに子どもでも食べれるような柔らかいタイプや、卵黄を使った口当たりがやさしい味が作り上げられた。
元祖Turrón Duro(トゥロン ドゥロ)は、おかきのように堅くかみごたえがあり、カラメルとナッツの甘い味が口の中に広がるのが特徴である。Turrón Blando(トゥロン ブランド)は、常温のバターのように柔らかく、甘さは日本人には かなり強めだが慣れるとやみつきになる味だ。


Turrón(トゥロン)が主役となる時期とは?

ヒホナで誕生したTurrón(トゥロン)はその土地を訪れた外国人にも評判が高かったそうだ。ある国の王様が「毎年、クリスマスにはスペインのお菓子Turrón(トゥロン)を食べます」と言ったことが料理人の本に記されている。これがきっかけとなったのか、いつからかクリスマスの時期によく食べられるようになり、今ではスペインやイタリアではクリスマスの主役として定着している。20世紀になってから、多くの国にTurrón(トゥロン)の輸出も始まり、いまや世界各地でこのお菓子を入手することができる。砂糖を大量に使っており、原料もシンプルで日持ちすることも多くの土地に広がった理由のひとつと言えるだろう。ちなみに、日本では1,000円~1,500円で販売されている。

参照URL:Delaviuda
http://www.delaviuda.com/

 

なぜ、支持されているのか?

飽きない秘密とは?

前述のとおり、この伝統菓子は大きく分けて種類が3つある。

・Turrón Duro(トゥロン ドゥロ)おかきのように堅いタイプ

・Turrón Blando(トゥロン ブランド)柔らかいタイプ

・Turrón de yema(トゥロン・デ・ジェマ)卵黄を使用した柔らかいタイプ

数年前からピーナッツやヘーゼルナッツ、フルーツ、ココナッツを中に入れたものやチョコレートを混ぜ込んだものが登場、定番化してきており、毎年さまざまな会社が新商品を開発する。今年は新しく登場したストロベリー&クリーム味、プディング味、ラム&レーズン味に注目が集まっている。さまざまな会社が参入し、新商品を開発、進化し続けることで、伝統菓子Turrón(トゥロン)はみんなに愛され続けている。

スペイン人ママの心をくすぐる三つのポイントとは?

1.世界に広がっている自国の文化/伝統への誇り

時代の移り変わりが早く、伝統がすたれていく近年だが、すでに10世紀以上も歴史があるなかで、海外でも人気を博していることがスペイン人の誇りでもある。よって、自国愛をくすぐられる、ポイントが高いスイーツとなっている。

2.毎年新しい味が登場して飽きがこない

フレーバの自由度が高く、チョコレートやココナッツ味など、種類が豊富だ。そのため、飽きっぽいといわれている若者たちにも支持されている。

3.子どもが大好きな味で、クリスマスの主役

甘い甘いTurrón(トゥロン)はもちろん子どもたちにも大人気。そして、クリスマススイーツの定番でもあるため、スペインでは「クリスマスだし…」とママたちがつい手を伸ばしてしまう、そんな存在なのだ。

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Turrón(トゥロン)がこんなにも愛されているのは、伝統を守りながら新しいことに挑戦し続けているから。日本のメーカーは、トレンドに敏感で、世界に向けて新たな価値を発信していくことがお家芸。日本ならではのTurrón(トゥロン)が、クリスマスのお菓子としてお店に並ぶ日もそう遠くないのかもしれません。

 

グローバルママ研究所
世界34か国在住の200名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2017年10月時点)。企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。
http://gm-ri.com/