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【アメリカトレンド情報】理系キッズは〇〇で育てよ!全米で大注目された最新おもちゃとは?

こんにちは。世界のママを研究しつくす!「グローバルママ研究所」のNanaです。
日本でもすでに発売されているハイテクおもちゃ「Lego Boost(レゴ・ブースト)」はご存知ですか?通常のLego(レゴ)のようにただ組み立てるだけでなく、専用アプリでCode(プログラム言語)を学びつつ、つくったおもちゃをリモコン操作で動かせるというハイテクなおもちゃです。アメリカではすでに大注目を集めているレゴ・ブースト。どのようなポイントが注目され、トレンドとなったのかご紹介します。

Facebook、 Google、Yahoo等多くの有名ハイテク企業を生み出すアメリカでは、エンジニアリング、コンピューターテクノロジーを早いうちから子どもに学ばせる動きが広がっている。教育機関やおもちゃメーカーも、テクノジーの“知育”を取り入れようという動きが進むなか、2017年8月に全米で発売されたLego Boost(レゴ・ブースト)は、Legoを通じ楽しくコンピューターテクノロジーを学ぶユニークなツールとして注目を集めている。

Lego Boost(レゴ・ブースト)とは?

Legoでつくった作品が動く、Lego Boostの魅力

Lego Boostはキットとして販売されているLegoを組み立てた後、アプリ(タブレットから無料でダウンロード可)を使ってLegoをリモコンでコントロールできるおもちゃである。対象年齢7~12歳の商品で、子どもが大好きなLegoを通じて、楽しくコンピューターテクノロジー、ロボティクスの基礎を学ぶツールとして、アメリカでは販売前より高い注目を集め、Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)でも取り上げられた。なお、Lego Boostでは、パッケージに含まれるピースを利用し、ロボット、猫、ギター、トラクター等、複数の作品をつくることができ、おもちゃ会社大手のToys”R”Us(トイザらス)ではLego Boostのパッケージが約$160(約17546円 )で販売中。誕生日やクリスマスなどプレゼント向けに手に届きやすい価格設定になっている。

Legoでプログラミングを学ぶ

ロボットを組み立て、動かすおもちゃは複数あるものの、アメリカで最も有名ともいえるLegoでつくった作品が動き出す、というコンセプトが子どものみならず、Legoで遊んだことのある親世代のハートを掴んだ。Lego Boostではタブレットにダウンロードした専用のアプリからCode(プログラム言語)を利用して、組み立てたLegoを動かす仕組みになっており、Coding(プログラム言語を利用してプログラムを書くこと)の基礎を学ぶことができる。なお、コンピューター化、オンライン化が顕著に進むアメリカで、Codingはアメリカでは義務教育にも取り入れられる等、高い注目を集める教育分野である。
参考URL
https://www.lego.com/en-us/boost

支持されている背景・理由

Creative Canvas(クリエイティブ・キャンバス)”を使って独自のロボットもつくれる

Lego Boostの大きな魅力の一つは、セット以外にも手持ちのLegoを加えて独自の作品をつくりLego Boostと組み合わせて動かすことができる、”Creative Canvas”と呼ばれる機能が備わっている点である。例えば自分の好きな消防車を組み立てて、Lego Boostの土台と組み合わせて走らせたり、ライオンをつくってLego Boostの猫に使われる土台と組み合わせて動かすこともできるLego Boostに含まれるセットで基本的な使い方をマスターした後は、どんどん自分で新しい作品をつくり、またCodingの基礎を覚えさえすれば、何千通りもの動かし方ができるので、飽きることなく新しい遊び方を見つけられるおもちゃである。

アメリカ人ママの心をくすぐる3つのポイント

1.Codingにより子どもの能力を引き出すおもちゃである。

テクノロジー、サイエンスといった理系分野の子どもの能力を引き出すおもちゃである。特にCodingとその使い方を幼児教育に取り入れる動きは全米で広まりつつある。

2.組み合わせ可能で、子どもも親も一緒に楽しめる。

組み合わせ可能で、子どもも親も一緒に楽しめるおもちゃである。アメリカ人は、親のあげたい物を与えるだけではなく、子どもの自主性を尊重する。

3.誕生日やクリスマスプレゼントとして、手に届きやすい価格。

$100ドル台と安価ではないものの、手に届きやすい価格であることから誕生日やクリスマスなどのプレゼントで買いやすい。

いかがでしたか?
子どもはもちろん、親も一緒に楽しめるのは親子のコミュニケーションツールとしても活躍しそうですね。
2020年からは、日本でも必修になるプログラミング教育。このレゴ・ブーストが導入のきっかけになるのか、ますます目が離せません!

日本のIT人材教育については、こちらの記事でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
【情報社会で求められる教育とは?】https://msl.yuidea.co.jp/?p=2653

 

グローバルママ研究所
世界35か国在住の200名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2017年12月時点)。企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。