マーケティングストーリーラボ(MSL)

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日本の「キャンメイク」が「カワイイ」に熱狂するミャンマーで大ヒット!?その成功の秘訣とは?

こんにちは。世界のママを研究しつくす!「グローバルママ研究所」のNanaです。
どこの国でも女性の関心事の一つに「美」への追求がありますが、国によって流行が異なるという特色が数十年前までありました。たとえば、服装やメイクをみれば、ある程度国籍などを想定しやすかったように感じます。ところがインターネットの普及により、情報の共有化が進み、流行そのものも統一されつつあります。現在、アジアで化粧品業界をけん引しているのがコスメ大国として知られる日本と韓国。その他のアジアエリアで両国はしのぎを削っていますが、どうやら経済成長が進むミャンマーで、日本の「カワイイ」が流行中のようです!覗いてみましょう。

労働者の最低賃金が毎年値上げされるなど、国の経済成長にますます拍車のかかるミャンマー。収入にゆとりが出てくると化粧品などでおしゃれを楽しむ女性が増えてくるのが世の常だ。現在、ミャンマーの女性たちの間でじわじわと人気を集めているのが、日本ではプチプラコスメとして有名な「キャンメイク」。
ミャンマーにおける販売戦略では、日本のパッケージやモデルをそのまま使い、ミャンマー人女性の憧れである日本の「カワイイ」をテーマにブランディングし、勝負をかけている。

商品・プロモーションの概要

変わりつつあるミャンマーの化粧品事情

数年前まで、ミャンマーで女性が化粧をすること自体が、経済的な余裕のある富裕層にしかできない一種の贅沢品だった。しかし、近年では国内の経済が発展し、安定した収入を得られる国民が増加。さらに、テレビやインターネットなどの影響で海外のファッションや化粧を真似する人が増えてきている。最近では、日本や韓国への関心や人気が特に高く、従来好まれていた濃いメイクからナチュラルメイクへと流行が移り変わっているようだ。

日本へ留学したミャンマー人女性が日本の「カワイイ」にベタ惚れ!

日常的に化粧をする女性が増えてきたミャンマー。ショッピングモールを見てみると、日本の「キャンメイク」はヤンゴン市内だけでもすでに数店舗もお店を構えている。ミャンマーで「キャンメイク」の販売代理を行っているのがミャンマーの現地法人であるシャイニー&ビューティー。代表を務めるニラタイさんは日本留学中に、ノリの良いチークや、自然な色合いの口紅などに出会い、低価格で高品質な「キャンメイク」の魅力の虜になったという。ミャンマーでその良さを広めたいと、キャンメイクの生産会社である株式会社井田ラボラトリーズと1年に渡り交渉。ミャンマー国内での販売にこぎつけた。現在は、ミャンマー国内に続々と店舗を拡大。日本の「カワイイ」を広めている。

参考URL
「CAN MAKE Myanmar」
https://www.facebook.com/canmake.mm/

支持されている背景・理由

日本の「カワイイ」が手に入るプチ高級なコスメ

ミャンマーの「キャンメイク」は、安定した収入のある人々が買い物をする大型ショッピングモールに店舗を構えている。何でも品質が高いと評判の日本製品。化粧品も、高品質で効能が高いとしてミャンマー人女性にとって憧れの存在だ。そんな日本への憧れを持つ20~30代の収入のある女性を中心に人気を博している。日本ではプチプラとして知られるキャンメイクだが、ミャンマーでは、現地企業が販売する格安コスメの2倍以上の価格。ミャンマー人にとって高級コスメに分類されるものの、他の商品にはない日本の「カワイイ」をつくることができる唯一の商品として定着しつつある。

ミャンマー人女性にうける3つのポイント

憧れの「カワイイ」に近づける唯一の化粧品

ミャンマーはもともと親日国であり、それに加えて日本製品は品質が高いと評判だ。日本の「カワイイ」はテレビ番組もたびたび特集を組まれるほど人気がある。この日本の「カワイイ」を全面的にPRし、唯一のステータスを持っているのがキャンメイクなのだ。

ミャンマー人女性の手に届くプチ高級ブランド

近年では国内の経済も発展し、女性も安定した収入を得られるようになったことで、美にお金をかける人が増加した。キャンメイクは、少々高くても良いものを使いたいという女性の要望と合致した。

流行のナチュラルなスタイルの化粧に

ミャンマーでは、テレビやインターネットの影響から、海外のファッションや化粧を真似する人が増えている。とくに日本や韓国の人気は高く、日本人や韓国人のような濃すぎないナチュラルメイクへと流行が移り変わっている。

 

日本では質がよくプチプラで人気の高いキャンメイクですが、ところかわってミャンマーではプチ高級ブランドとしてブランディングが確立されています。テレビやインターネットの影響で、海外の流行をすぐ真似できる時代ですが、他国で日本の人気が高いことは嬉しいことですね。現地のニーズをうまくとらえたビジネス展開、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

グローバルママ研究所
世界35か国在住の200名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2017年12月時点)。企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。