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News Update

フランスの家庭料理の味がグレードアップする秘密兵器! 冷凍〇〇〇とは?

こんにちは。世界のママを研究しつくす!「グローバルママ研究所」のNanaです。子育てと仕事を両立しなければならない共働き家庭で、ママの頭を悩ませるのは、ずばり食の問題!調理する時間が限られるなかで、いかに栄養価が高く、かつ子どもも喜ぶようなメニューを考えるか。さらには、食料を調達して……と考えると本当に気が遠くなります。当事者からすると永遠に続くように思えるこの問題。共働き先進国であるフランスにその課題解決の鍵がありそうです。今回は、フランスのとある冷凍食品専門店からのヒント。冷凍なのでストックもできて、かつ、本格的な味も楽しめるとあって、現地では絶大な支持を得ています。

「Bon appétit !(召し上がれ!)」フランスでは気軽に人を家に呼び、食事をともにする機会が多い。一般的には簡単につくることができるものが食卓に上がるが、長い付き合いになるとレパートリーがつきてしまい、頭を悩ませることも。そんなときに強力な助っ人となるのが、「冷凍ハーブ」と「冷凍ソース」。ストックもできて、あっという間にシェフが作ったような本格的な一品料理になるのである。創業50年以上の歴史を持つフランスの冷凍食品宅配会社「チリエ(Thiriet)」の冷凍ハーブや冷凍ソースは、バリエーションの幅が広く、消費者側に立った使い勝手の良さが特長だ。今回は、フランスの冷凍食品事情などとあわせて、その具体的な活用法をお伝えする。

商品・プロモーションの概要

年間の平均購入額は223ユーロ!冷凍食品で人気のアイテムとは?

冷凍産業界の2016年度年間報告によると、フランスでは一家庭につき、年間平均223ユーロを冷凍食品購入にあてている。月平均にすると日本円で約2,500円(1ユーロ133円計算)程度だ。ちなみに日本の統計局による家計調査では、2人以上の世帯の冷凍調理食品購入金額が同じ2016年度で月平均1,800円となっている。フランスでは、日本のようなコンビニ文化がなく、都市部を除いた地域では、冷蔵庫とは別に冷凍庫をガレージなどに置いている家庭も多い。購入品目の傾向としては、冷凍食肉や魚介類の消費が落ち込む一方、食前酒のつまみとなる「アペリティフ」は7.5%プラス、ソースなどの冷凍調味補助食品は3.9%プラスの伸びとなった。フランスでは、かつて冷凍ラザニアの原料に「牛肉」と表記しながら、実際は「馬肉」を使用して問題になった例がある。食材を自分で調達し、冷凍ソースや冷凍ハーブ・スパイスの力を借りて料理をすればその心配もいらないだろう。

パーティーでも冷凍食品を活用!ミレニアル世代の消費傾向が追い風に?!

ここにきて冷凍食品業界は20年ぶりの大きな変化を見せている。ミレニアル世代の消費傾向として、前菜の代わりに前述のアペリティフを数種類つまんだ後、そのままメインディッシュへと流れてデザート、というコースが主流になっているそうだ。フランス人の普段の食生活は、恐らく日本でイメージされているものよりもずっと質素である。その分「特別な日」の食卓は前菜からメイン、デザートと伝統を守ってきた家庭が多かった。しかし、昨今は上述の流れから、メイン料理にかかる期待が大きくなっている。そこで活躍するのが、フランスの伝統料理からエスニックまでを網羅しているチリエの冷凍ソースだ。家庭で作ったら大変な手間のかかるソースが、使いやすいサイズのタブレット状に冷凍されており、凍ったままソースをフライパンや鍋に入れて温めるだけで立派なメインが完成する。グリル料理用の冷凍ハーブミックスは、イタリアン、モロッコ料理、タイ料理用とバリエーションが豊富。工場で調理後すぐに冷凍処理されることから、従来の既製品のソースやハーブよりもフレッシュ感がある。いずれも準備が簡単で、ゆっくりとおしゃべりを楽しみたいフランス人のパーティーの脇役として活用されるのは想像に難くない。

参照URL:
チリエ(Thiriet)のソース(商品事例):
https://bit.ly/2k6S3x3
フランスの冷凍食品利用状況に関する記事①:
https://www.ladepeche.fr/article/2017/03/30/2546996-produits-surgeles-francais-ont-depense-223e-famille-2016-2016.html
フランスの冷凍食品利用状況に関する記事②:
http://www.francesoir.fr/actualites-economie-finances/la-consommation-des-surgeles-se-tasse-en-france

支持されている背景・理由

急な来客も怖くない!ストックができて、フレッシュな味も魅力

なんといっても、その豊富なラインアップは魅力である。とくににホームパーティーなどの「ハレの日」の食卓に活用できる冷凍補助食品がバラエティ豊かにラインアップされている点が支持されている理由の一つだろう。また、実際に使う際にもタブレット形状となっているため、使いたい分だけ解凍するなど、各家庭の利用シーンに合った形で活用できる。そのほか、製造後にすぐに冷凍されているため、フレッシュな味わいがそのまま残されているうえに、本格的な料理を味わうことができるなど、フランス人ローカル主婦の心をくすぐるポイントが満載である。

フランス人主婦の心をくすぐる3つのポイント

1.料理の決め手、味つけは冷凍で簡単フィニッシュ!

時間がかかるソース作りやフレッシュハーブを刻んで冷凍保存する手間は一切かからず、解凍するだけで本格的なフランス料理が再現できる。

2.タブレット形状で必要な分だけ活用できる

便利なタブレット形状でパッケージされているので、使いたい分だけ解凍して使うなど、活用は自由自在である。

3.新鮮、かつ、本格的なシェフの味を再現!

新鮮なうちに工場で製造加工されて、即冷凍されるので、味はフレッシュなまま。本格的な味が手軽に再現できて、料理のレパートリーが広がる。

 

ソース次第で、料理のすべてが決まるといっても過言ではありません。冷凍されていることでいつでも好きなときに本格的な味付けができるのは、料理を作る立場としては、うれしいかぎり。日本ではあまりなじみのない冷凍ソース(調味料)や冷凍ハーブですが、下ごしらえだけして、簡単にプロの味付けができたら、料理もとても楽になりそうです。日本でもこのような利便性の高い冷凍食品が広まると良いですね。

 

グローバルママ研究所
世界35か国在住の250名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2019年3月時点)。企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。