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リブランディングとは?ブランド見直し&価値向上のための新たな一手はじめませんか

「ブランド」「ブランディング」という言葉が、すっかりビジネスシーンで定着した一方、『現在のブランディング自体の見直しを』とお考えの方も多いのではないでしょうか?今回はそんな方々に向け、「リブランディング」について取り上げたいと思います。

リブランディングとは、ブランド価値の再定義・再発揮・向上



1. リブランディングとは

Web上の無料辞書サービスで「リブランディング」の言葉の意味を探してみましたが、筆者の検索範囲では、この辞書からその言葉を見つけることはできませんでした。
Wikipediaにも固有のページがありません。Weblioの英語表現辞典では、「rebrand」の意味を、『~をリブランドする;リブランド(ブランド名やロゴを変更すること)』と記載されていましたが、本記事で意図する「リブランディング」は、もう少し広義の意味を含んだものとして考えてみたいと思います。

「リブランディング」とは、「既存のサービスや商品、企業そのもののブランドの更なる価値発揮のため、また改めてブランドのもたらすプロモーション効果を向上させたりするために、再構築・再定義し直す活動」と言えるのではないでしょうか。

分かりやすいケースで考えると、ロゴやパッケージ、また訴求メッセージの変更や、ターゲット自体の見直しなどブランド価値を向上させるための一連の取組みもリブランディングの一例と言えます。

もちろん、ブランドの価値を向上させるために見直しを進めた結果、既存ブランドに共感してくれていたファンが離れてしまう…といったリスクも考えられますが、
「業態の変遷に応じて企業のイメージを一新したい」
「売り上げが下がってきた商品をイメージチェンジして売上回復を狙いたい」
「ブランドのファン層を広げるために販促活動を根本から見直したい」
などなど「何とか現状を打開したい」といった場合には、改めて見直しを検討してみる価値があるのではないでしょうか。

 

2. リブランディングの成功事例

「リブランディング+成功事例」で検索すると多くの事例がヒットしますが、例えば株式会社湖池屋のケースは非常に多くの記事やコラムで取り上げられる著名な成功例と言えるのではないでしょうか。同社は、ポテトチップスの老舗メーカーでありながら大手競合企業の台頭を意識し、2016年に大胆なリブランディングを実施しました。ブランドコンセプトだけに留まらず企業姿勢まで見直すなど、価値向上を目指した大規模なリブランディング活動を行い、ユーザの目にもはっきりと見える形で再構築を図った事例と言えます。
また、「とらや」から「TORAYA」へと大きくブランド転換した株式会社虎屋も、成功事例として多く紹介されています。和菓子業界でも古くから知られるブランドを有する同社が、「おいしい和菓子を喜んで召し上がっていただく」というコアバリューをしっかりと核に据えたまま、ヨーロッパ進出やカフェ事業展開など新たな挑戦をするために、企業・ブランド・業態そのものの大転換を図ったリブランディング事例です。

 

3. YUIDEAで支援したリブランディング事例

前項の成功事例のように、企業姿勢や事業価値まで見直す大掛かりなリブランディングから、販促施策の一環としての商品リブランディングまで、さまざまなバリエーションがあります。
顧客企業様の販促やマーケティングなどコミュニケーション戦略全般を支援するYUIDEAでは、例えば販促企画の一環として商品やブランドのリブランディングを行うことがあります。

YUIDEAが長年通販カタログの業務をご支援させて頂いている食品メーカー様では、コンテンツである特集記事やレシピなどをより活用すべく、そのコンテンツ訴求に着目しました。

例えば紙のカタログ用に取材したある特集記事での場合、本来企業価値・ブランドを伝えるためのコンテンツでしたが、これをECサイトで形を変えて発信、ECで販売している商品の品質や取組み姿勢などユーザーにとっての信頼性をアピールするコンテンツとして再活用することで、企業と商品をつなぐブランドの価値をリブランディングするなどの取組みを行いました。
また、カタログ商品の魅力を伝えるための料理写真を再活用して、ECサイトではレシピコンテンツとして発信することで、商品を楽しく・美味しく召し上がっていただくための情報をお届けすることにも繋げられました。
このように、コンテンツの配信先によって訴求ポイントを最適化することで、ブランド価値を転換し、新たな価値としてお届けすることができる。つまりメディアやコンテンツだけでもリブランディングに寄与できると言えるのではないでしょうか。

 

4. まとめ

リブランディングとは、ブランドの核はそのままに、装い・メッセージ・ターゲットなどを改善することで、価値を向上させる取組みです。新たな価値の発見や新鮮なメッセージでのアピールによって、これまでお届けできていなかったブランド価値や商品の良さを改めてお届けし、ブランドの活性化を図る手段として期待できるのではないでしょうか。

そんなリブランディングですが、社内の同じ担当者だけで意見が煮詰まってしまった場合には、外部からの視点で違う切り口やアプローチを試してみることも必要かも知れません。

 

YUIDEA社内にはプランナーやデザイナー、編集者などが多数在籍。商品の価値や魅力に気づかせるプランニングや編集力、キレイなだけでなく人を購買に動かすビジュアル作りをご評価いただいています。
「商品価値」をリノベーションし最適な施策のプランニングから、それを具現化するクリエイティブまでワンストップでご提供いたします。

 

おまけ. 商品価値リノベーションのご紹介

この度YUIDEAでは、企業様の持つサービスやブランドの価値整理をはじめ、市場動向の調査・把握、社会環境やそこで暮らす生活者の視点まで考慮し商品の価値をリノベーションするリブランディングサービス『商品価値リノベーション』をローンチしました。

ペルソナや生活者インサイト調査、VMD支援やMD提案支援、商品プロモーション/キャンペーン施策立案や運用支援、分析支援などの各施策・取組みをご提供するサービスとなっております。

 

「リブランディングと言ってもまず何を考えればよいかわからない」

「具体的な施策が見つけられない」

「取組みの優先順位が付けられない」

など次の一手を模索される、メーカーの販促ご担当者様、マーケティング担当者様、この機会に是非商品価値リノベーションをご検討ください。

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■マーケティング・コミュニケーション支援サービス 【商品価値リノベーション】

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リブランディング、売れる商品価値の再発見、新しい顧客ターゲットの獲得に効く!

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■商品価値リノベーションの概要資料

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