マーケティングストーリーラボ(MSL)

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News Update

驚きと楽しさを生むAR技術!?

こんにちは!インターン生のshimiです。気温も下がり、すっかり秋らしい気候となりましたね。秋と言えば、食欲の秋、読書の秋、運動の秋、、、色々ありますが、私は食欲の秋を満喫しています。しかし、食べてばかりではいけないと重い腰を上げ行った本屋さんで、AR技術を利用した大人も楽しめる絵本を発見しました。大人が絵本と訝しげに、絵本を手に取ってみると、キャラクターが本から飛び出てくるようで、とても楽しそう。思わず私も買ってみたくなりました。このようにAR技術は、私たちの日常にとけ込んできています。今回は、こうしたバーチャル体験を生かしたサービスの事例についてご紹介します。

AR革命!?

最近耳にする機会が増えた、「AR」という言葉。ARとは、”Augmented Reality”という言葉の略で、一般的に「拡張現実」と訳されます。私たちが生活する際に見る、風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することによって、目の前の世界を「仮想的に拡張する」というものです。スマホ向けサービスとして、比較的容易に実現できるということもあり、利便性を向上させ、新たな楽しみを生み出せる技術として、注目を集めています。みなさんが利用する中で一番身近なARを利用した技術は、2016年に世界各国で大ヒットし、深夜にもかかわらず、公園に人だかりを作ったスマホ用ゲーム「ポケモンGO」ではないでしょうか?仮想生物ポケモンが、実存の景色にかざしたスマホの画面内に表示されることによって、あたかもポケモンが実際に自分たちの世界にやってきたかのように感じてしまう、ポケモンGOに多くの人々が夢中になりました。

参考 https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=9609 
価格.comマガジン 2017年1月18日

AR技術を利用したアプリ

ポケモンGOは新たな楽しみを生み出した娯楽的アプリでしたが、ここからは、今回は私たちの生活をより便利にしてくれる実用的なアプリを中心に見ていきましょう。

●ニッセン「カタログカメラ」

大手通販会社ニッセンが提供する「カタログカメラ」は、AR技術を使い、カタログに載せきれない情報の確認や、スマホからの商品購入を容易にするというアプリです。カタログに掲載された商品にスマホをかざすと、コーディネイトを360度確認することができます。これによりカタログで洋服を見ているだけではイメージしにくい、洋服のコーディネイトイメージや洋服の後ろ身頃を見ることもできます。また、通販で家具などを購入した際に行う組み立て説明書に、スマホをかざすと組み立て方の動画を見ることもできます。このサービスは、家具の組み立てにが苦手な方には、とてもうれしいサービスですね。

参考
https://www.fashionsnap.com/the-posts/2013-01-24/ar-nissen/ 
通販新聞2013年1月24日
https://android.app-liv.jp/000970488/ 
ニッセンカタログカメラアプリ HP

●ビックカメラ 家電が飛び出る!?

家電量販店大手のビックカメラが提供するアプリは、AR技術を使い自宅にいながら実物大の家電を見ることができるというアプリです。購入前に自宅の家電を置きたい場所に購入したい家電を映し出せるため、部屋と商品の相性(色やサイズ感)などを確かめることができ、購入の失敗を減らすことが出来ます。また商品を映し出す角度も、垂直だけではなく、45度、水平、並列とあり、比較をするため使用するマーカー(ポイントカードサイズや、A4・A3サイズのもの)と様々な角度から大きさを見ることができます。現在サービス提供を行っているのは、キッチン家電や生活家電、オーディオ・カメラ関連商品、腕時計などです。今はまだ限られた商品しか、見ることができませんが、今後このサービスがどんどん増えていくとより便利になりそうですね。
参考
https://www.biccamera.com/bc/c/topics/actualsize/index.jsp 
ビックカメラHP
https://www.bcnretail.com/market/detail/20171016_43705.html 
BCN RETAIL 2017年10月16日記事

●大塚家具 店内疑似体験!?「バーチャルショールーム」

総合インテリア販売の大塚家具が提供するのは、実際に店舗を歩いているかのような疑似体験をすることができるWEBコンテンツです。その場にいながら、店内の様子や商品を見ることができます。また、ショールー内の移動、360度回転、拡大、商品の詳細表示が可能です。実際に私も利用しましたが、商品のねじ穴も見えるほど鮮明な画像と、実際に歩き、商品に近寄れる感覚は体験したことがなく、とても興味深かったです。実店舗がない場所からもアクセスが可能なので、買い物に来ることができない地域の方、高齢の方にはとても便利なサービスになると思います。
参考
https://nv.navvis-kke.biz/idc-shinjyuku/iv.html 
大塚家具バーチャルショールームHP
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP453897_Q7A810C1000000/ 
日本経済新聞 2017年8月10日記事

いかがでしたか?ARを利用したサービスは紹介をした以外にもたくさんあります。その中の多くが、生活をより便利にし、同時に私たち消費者に新たな楽しみを提供してくれるため、購入意欲が増すものばかりでした。これから、利用機会が増えるであろうARを導入することは、消費者に商品購入の機会を増やすだけでなく、おもしろい取り組みが注目され企業知名度を上昇させるものなのかもしれませんね。

shimi
2017年2月からマーケティング部でインターンをしております。大学では、西洋史学を専攻。趣味は、旅行とサッカー観戦です。夢は、サッカーの本場スペイン旅行に行くことです!!