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【アメリカ西海岸教育事情】幼稚園児がコーディング!?テクノロジー教育の最前線!?

こんにちは。世界のママを研究しつくす!「グローバルママ研究所」のNanaです。
FacebookやAppleなど、時価総額が世界トップクラスのハイテク企業が軒を連ねるだけあって、一歩先を進んでいるアメリカ西海岸の教育事情。今回はLA在住の子育て真っ最中のママさんからのレポートです。テクノロジー教育の最前線をのぞいてみましょう。

幼稚園からテクノロジー教育がスタート!?ハイテク企業が経済をけん引するカリフォルニアでは、学校から塾まで子どもの教育にテクノロジーを導入する取り組みが各所でさかんである。一方、大人の世界では、全米、なかでもカリフォルニア州の最低賃金の上昇が見込まれるなか、これまで人が行っていた単純作業をロボットに任せる動きも加速している。また、ミレニアル世代(1980年~1990年代生まれ)と呼ばれる新たな価値観を持つデジタルネイティブ世代が経済活動のなかで台頭。それにともない、コンピューター、AI(人工知能)といったハイテク関連事業が、有望産業として引き続き注目を集めている。このような一連の動きに付随して、教育現場でも積極的にテクノロジーが取り入れられており、その余波は義務教育にもおよぶ。例をあげると、コンピューター言語の基礎となるコーディング教育などを取り入れる動きも出ている。本レポートでは、その一例を紹介する。

商品・プロモーションの概要

幼稚園から学ぶコーディング!?

Code.orgは世界中の人にコンピューターサイエンスを学ぶチャンスを提供しようと、Microsoftの従業員が2013年に兄弟で立ち上げたNPOである。スターウォーズ、アナと雪の女王といった有名な映画のシーンを舞台に、楽しみながら、なんと無料でコンピューターサイエンスの基礎を学ぶことのできる人気プログラムだ。アメリカで義務教育となっているK-12(キンダーから高校卒業)の子どもを対象に作られており、キンダー(幼稚園)の子どももゲーム感覚で楽しむことができる。また、アメリカでは公立学校の授業にも広く取り入れられている。

Code.orgの魅力

Code.orgの一番の魅力はスターウォーズ、アナと雪の女王、アングリーバード等、有名な映画が題材として取り上げられており、子どもがキャラクターになりきり、夢中になって楽しみながら学べる点である。また、各プログラムの使い方説明には、Code.orgの製作にも参加しているFacebookの創始者マイク・ザッカーバーグやMicrosoftの創始者ビル・ゲイツ等コンピューターサイエンスの世界で超一流といわれる人物が登場し、これから学ぶプログラムがどのように実社会のコンピューターサイエンス(ゲームやアプリ)と直結するかを説明している。なんとも豪華なキャスト!である。コーディングを学ぶことで大好きなコンピューター・ゲームを自分で作ることができるようになるのだ!と子どもたちはワクワクしながらコーディングを学んでいる。

参照URL:https://code.org(「Code.org」公式ホームページ)

支持されている背景・理由

STEM教育への熱烈な支持

アメリカではいわゆるSTEM教育(Science, Technology, Engineering and Math)といわれるテクノロジー教育がとても熱心に行われている。Apple、Facebook、Microsoft、 Google等、米国発のハイテク企業が自分たちの生活や世界を一変させたことを目の当たりにしてきたアメリカの人々。技術革新が社会を変える力を持つことを強く認識し、STEMの教育に力を入れている。なかでも、Code.orgは、テクノロジーを愛する技術者が創設したNPOである。アメリカのみならず全世界の人にテクノロジーのすばらしさを広め、誰もが平等にアクセスできる機会を設けたいとの熱い想いから、無料で使えるプラットフォームを構築した。フレキシブルに新しいことを受けいれることができる幼少期からコンピューターサイエンスに接する機会を何かしら設けたい、それもお金をあまりかけずに……。という親たちの願いと団体のフィロソフィーが合致したことにより、Code.orgは学校教育にまで取り入れられるようになったといえる。

アメリカ人ママの心をくすぐる3つのポイント

1.STEM(Science, Technology, Engineering and Math)であること

注目度が高く、人材が枯渇、将来性も高いテクノロジー分野に直結するSTEM教育はアメリカ、特に西海岸の親たちの根底に常にあるニーズである。

2.子どもの将来につながっていること

単なる暗記をベースとした教育ではなく、子どもの将来にどうつながるのかというゴールをアメリカの親たちは気にする。そのゴールに到達するために、今できることを行うという考え方がアメリカ流の勉強の根底にはある。

3.子どもが楽しみながら続けられる勉強

何よりも、子どもの意思を尊重するアメリカでは、子どもに押し付けはしない。子どもたちが自主的にやりたい、と言い出すような楽しい要素を含む学びやコンテンツであることも大きなポイントとなる。

子どもが自ら楽しみながら学習できる勉強方法を常に模索するのは、母親であればきっと万国共通。幼少の頃からテクノロジー教育を学校教育のなかでも取り入れてくれるのは、親にとっても、ありがたいことです。
日本でも2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることが明示されています。今後、学校教育のなかにどのようにテクノロジー教育が組み込まれていくのか必見ですね。

 

日本のIT人材教育については、こちらの記事でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
【情報社会で求められる教育とは?】:https://msl.yuidea.co.jp/?p=2653

 

グローバルママ研究所
世界35か国在住の200名以上の女性リサーチャー・ライターのネットワーク(2017年12月時点)。企業の海外におけるマーケティング活動(市場調査やプロモーション)をサポートしている。